経営方針
(中長期戦略)

1.経営方針

当社グループは、企業理念『誠実』、『進歩』、『挑戦』を定めるとともに、コーポレート・スローガン「未来を預かる、未来を運ぶ」を制定し、また、グループ経営中長期ビジョンを策定しています。

<グループ経営中長期ビジョン>

卓越した専門性と実行力でお客様や社会に新しい価値を提供し続ける企業

当社は、これまでも、これからも、国内外一貫物流ネットワークを活用し、高品質の物流サービスを提供してまいります。従業員それぞれが果敢に課題に挑戦し、ビジョンの実現を目指してまいります。

2.中期経営計画

<中期経営計画「NEXT CS-100」>

当社は、2025年度から2027年度までを対象期間とする第8次中期経営計画「NEXT CS-100」を策定しました。

「NEXT CS-100」のCSには、「中央倉庫」と「Challenge Spirit」の意味を込めており、第7次中計「TRY」の精神を更に発展させ、次の100年に向けて高い目標に果敢に挑戦すると共に、コーポレートスローガン・中長期ビジョンの実現を図ってまいります。
具体的には、成長分野として、輸入化学品等の取引拡大、有力企業サプライチェーンへの参画、循環型ビジネス及び機工(輸送付随業務)分野の更なる強化、物流ネットワーク拡充として、愛知県あま市の新倉庫建設及び営業開始、国内複合輸送ネットワークの構築、収益性の向上として、取引先とのDX共同推進、人材教育の強化による生産性・品質向上等によるコスト削減・採算改善を行ってまいります。
また、次期基幹システムの検討開始、イントラネット再構築やPC更新等、システム基盤整備、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた施策の実行継続、持続的な成長を支える多様な人材の確保・育成、エンゲージメント向上による人材の定着化を図ってまいります。

【戦略基本方針】

  1. 成長分野への絶え間ない挑戦による新たな収益モデルの構築
  2. 国内外物流ネットワークの更なる拡充
  3. 高い業務品質・付加価値創出による収益性の向上
  4. 情報システムの強化による高い生産効率の実現
  5. 健全な財務体質の維持と資本効率を重視した財務・資本戦略の実行
  6. サステナビリティ(環境・人的資本投資・ガバナンス)対応強化

<連結業績目標>

第8次中期経営計画「NEXT CS-100」は下記数値を2027年度における目標とすると共に、成長投資と資本効率改善のバランスの取れた最適なキャッシュ・アロケーションを実施してまいります。

【連結業績目標】

(単位:百万円)

2027年度 目標値 2024年度 業績予想
営業収益 31,500 27,500
営業利益 2,500 2,050
経常利益 2,650 2,350
営業利益率 7.9% 7.5%
経常利益率 8.4% 8.5%
ROE 5.0% 3.7%
【キャッシュ・アロケーション予想】(2025/4~2027/3)

(単位:百万円)

キャッシュ・イン キャッシュ・アウト
営業CF 9,800 既存設備更新・改修 5,000
資産売却 1,500 成長投資※ 7,000
借入 2,000 配当 2,100
現預金取崩 3,800 自己株買い 3,000
合計 17,100 合計 17,100

新倉庫建設、M&A、システム投資、人的資本投資等

<資本政策>

当社は、持続的な成長と中長期的な企業価値向上に資するよう時機を捉えた的確な資本政策を遂行するとともに、配当政策の基本方針として、事業の性格を踏まえ財務体質の強化と内部留保の充実を考慮しつつ、株主利益を重視した配分を基本方針としております。
この方針のもと、第8次中期経営計画期間中においては、需給動向等を見ながら機動的な自己株買いを継続すると共に、配当につきましては、当期及び今後の連結業績、財務面での健全性等を踏まえたうえで、前年度の配当額を維持または増配する、累進配当の実施を基本方針と致します。
加えて、株主共同の利益を確保するため、株主総会での株主の皆様のご承認を条件として、当社株式の大量取得行為に関する対応策(買収への対応方針)を継続する予定です。

将来の予測に関する事項は、発表日現在において入手可能な情報による当社の仮定及び判断に基づくものであり、既知または未知のリスク及び不確実性が内在しています。従って、実際の業績等はさまざまな要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。

連結業績目標
株主還元